ドコモテレビターミナル 使用の感想

ドコモテレビターミナルを2018年3月に購入し、すぐに気づいた重要な問題点と対策を掲載する。

一言でいうと、ドコモテレビターミナルは熱に弱い

そして2時間以上連続で使用(特に録画中)すると、熱暴走がほぼ毎回起きる。

 私は本体を購入2日目にして初期不良と判断し、すぐにドコモショップで交換(8日以内の為修理ではなく初期不良交換できた)してもらったが、症状は全く変わらなかったのである。

 今更返品できないので何とか克服しようと思い悪戦苦闘した。そして購入2か月位で完全に克服できた。

 マニュアル通りの設置方法で2時間以上連続で動画視聴すると、本体の底面中央・後部あたりが集中的に発熱しだし、決まって以下の症状が出る。

1、動画が揺れだし非常に観づらくなる。

2、ひかりTV for docomo の強制終了(何らかのエラーコードが頻発)

3、ひかりTVのみ視聴不可

4、ネットワークエラー多発で全てのコンテンツが視聴不可になり、特に無線接続の場合、本体のステータスランプが赤点滅繰り返す

これらはとりあえずコンセント外して15分以上経ってから電源を入れなおすと治るが、発熱⇒症状再発の繰り返し。

対象となる本体表面は思ったほど熱くはならない。一般的な設置方法(底面を台に設置)だと本体底面の温度変化は気づかないので、【熱暴走など起きていない】と勘違いしているユーザーが非常に多いと思われるが、表面温度が40度を超える程度でもこの機器においては【熱暴走】しているようだ。 

 

 このため、本体を一時スチール棚に直置きし、本体の底面が直接スチール棚の鉄の部分に触れるよう設置したら、極端に症状が抑えられた。スチール棚の鉄に熱が伝導されて本体の温度が下がるのも確認できた。これで本体底面の発熱が発生することが症状発生の原因であることが分かったので、より確実な以下の対策に着手した。

以下は、【マニュアル】に存在しない方法なので、残念ながらドコモに相談してもこのような変則的なことは案内されない。以下はどこかに掲載していた内容ではなく、私自身が独自に考案した方法である。

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まさに発熱部分に【ヒートシンク】を専用の熱伝導シールで貼り付ける。

但し、本体底面は平らな部分が少ないのでこのサイズを選んでいる

① 【アイネックス チップ用ヒートシンク YH-3820A】 ※熱伝導シール付

中央(やや前側)

② zspowertech ラジエータヒートシンク ラジェーター アルミニウム製 20mm x 21mm x 15mm シルバートーン コンピュータ用 5個セット】

※やや後部のラベル面に3個

③ 【uxcell ラジエーター ヒートシンク ラジエーター アルミニウム製 コンピューター用 35mm×10mm×10mm シルバーストーン 5個セット】

※前部とサイドにそれぞれを4つ

一部のヒートシンクは熱伝導シールがついていないので、

【Tuloka熱伝導テープ ヒートシンク LED基板粘着用 長さ25m 幅10mm】

を追加購入して貼り付けた。

そして反対面は以下。

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この本来の上面は下面にして設置するので、本体の熱がこもらないよう、4つ角に高さ10ミリくらいのゴムの足をつける(これは両面テープで貼り付け可)

そして【docomo】のロゴ付近に

アイネックスM.2 SSDヒートシンク HM-21】 ※熱伝導シール付

を貼り付け。

これで貼り付け終わったら、

本来の底面を上、上面を下にひっくり返して以下のように設置。

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この状態で24時間電源入れっぱなしで動画再生テストをしばらくおこなってみたが、全く熱暴走はなく安定した動作が確認できた。ダブル録画も問題なし。

利用環境によって発熱の状況が異なるが、負荷のかかっている時ほどヒートシンクにどんどん熱が吸い上げられるのがわかる発熱部分が気づきにくい底面の中央・後部であるために、ドコモ側でこのような対策を提示することがないのかもしれない。

特に後部付近にたくさんヒートシンクが取り付けてあるが、これは平らな面が少なく、設置時に浮かないようにしたことと、できるだけ多くの面積に取り付ける為。

2019年8月中旬以降に更に増設したのだが、これによって負荷が大きくかかる【シングルチャネル録画・ダブル録画】時、更に裏番組視聴したり、録画中の番組の追っかけ再生等を行った時に

【緑のフラッシュのような画面のちらつき】

【音声だけ進んで動画が止まったりする】

等の症状をかなり軽減できた。

この方法なら設置する台の素材を選ばないので、万人向けの改善方法になる。

総費用で3000円程度であるが、確実な方法でありこれ以外に解決するのは困難である。

ドコモテレビターミナルを購入した全てのユーザーが実施すべき方法である。

効果は絶大であり、熱暴走が原因の動作不安定は9割以上改善する。

写真を見ても分かる通り、【ケーブル3本】しか接続していない。

つまり、最も本体に負担のかかる

WiFi接続を24時間利用】

でも大丈夫、ということである。

但しWiFi接続は、条件が限定されるので、前回の投稿を必ず参照すること!

 

無線で【ひかりTV for docomo】を快適に利用するのは、

【無線ルータの正しい選択と、正しい設定】

【熱暴走対策】

になる。

sptk000106.hatenablog.com